Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
藤村 薫; R.E.Kelly*
Phys. Fluids, 7(1), p.68 - 79, 1995/01
被引用回数:24 パーセンタイル:70.32(Mechanics)不安定成層を伴う平面Poiseuille流は、流れを特徴づけるReynolds数が小さい場合縦ロール(Rayleigh-Benardロール)に対して不安定となるが、Raynolds数が臨界値を超えると横伝播波(Tollmien-Schlichting波)に対して不安定となる。本研究では、これら両モードが同時に臨界となった場合を仮定し、両モードの振幅に対する発展方程式を弱非線形摂動展開理論を用いて導き、解の分岐特性を分類した。その結果、流体のプラントル数が比較的小さい場合には両モード成分が混在した解が可能であること、また、その場合不安定な解としてノイズ敏感な概周期解が存在すること等を明らかにした。
渡辺 正; 久木田 豊
Phys. Fluids A, 5(11), p.2682 - 2688, 1993/11
被引用回数:74 パーセンタイル:92.4(Mechanics)微小重力下における二相流制御技術のひとつとして、超音波の利用が考えられている。そこで、超音波が作用した場合の二相流挙動を明らかにするため、音響定在波中の気泡の運動について調べた。液体中におかれた単一球形気泡の並進及び半径方向の運動方程式を連立して数値的に解いた。その結果、共振気泡より大きい気泡は圧力場の節へ移動し半径方向の振動は小さくなること、また共振気泡より充分小さい気泡は圧力場の腹へ移動し、最大圧力振幅のもとで半径方向に振動することが示された。共振気泡よりわずかに小さい気泡については、半径方向並進方向いずれにもカオス的な振動を示すことが、ポアンカレマップ及びパワースペクトルにより明らかとなった。カオス的運動をおこす気泡径の範囲は圧力振幅に依存し、また気泡の半径方向の応答は圧力振幅ばかりでなく並進運動に作用するまさつにも依存することが解った。
内藤 磨; 吉田 英俊; 的場 徹
Phys. Fluids B, 5(11), p.4256 - 4258, 1993/11
被引用回数:51 パーセンタイル:86.32(Physics, Fluids & Plasmas)プラズマの電子温度、密度計測ではトムソン散乱が標準的な計測手段になっている。最近のトカマク実験の進展により大型装置における電子温度は10keVを超え、完全な相対論的な効果を考慮しなければならない領域に入っているにもかかわらず、現在まで実用に耐える解析的表示は得られていなかった。本論文では、高温では非常に影響が大きいにもかかわらず、解析的な取扱いの複雑さの故に従来無視されてきた脱分極効果を取り入れた厳密解が、簡単な積分表示に帰着できることを示した。またこれの漸近展開により、100keVでも0.1%以下の精度で散乱スペクトルを計算できる解析的な近似式を求めた。これはITER等の将来装置における電子温度計測にとって非常に有用である。
矢木 雅敏; 伊藤 公孝; 伊藤 早苗*; 福山 淳*; 安積 正史
Phys. Fluids B, 5(10), p.3702 - 3711, 1993/10
被引用回数:33 パーセンタイル:68.5(Physics, Fluids & Plasmas)電子粘性による電流拡散効果により引き起こされる新しい不安定性-電流拡散バルーニングモードを見出した。このモードは、電子の熱伝導係数及びイオンの粘性により安定化される。これらの効果のバランスにより定常乱流状態が維持され、それにともなって異常輸送が引き起こされると考えられる。バルーニング変換を用いて固有モード方程式を導き、マージナル安定条件の考え方に基づいて異常輸送係数を評価した。異常輸送係数は、パラメータ/及び/で書かれることがわかった。ここではイオンの粘性係数、は電子の熱伝導係数、は電流拡散係数である。モードが静電的振舞いをする時、/からはスキンスケールが現われ、/はオーダ1となる。この新しい異常輸送係数が大河により導出されたモデルのパラメータ依存性によく似た依存性を持つこと及び大河モデルで説明できないLモードの電流依存性をも説明できることが見出された。
細金 延幸
Phys. Fluids B, 5(7), p.2412 - 2419, 1993/07
被引用回数:10 パーセンタイル:38.4(Physics, Fluids & Plasmas)JT-60Uにおける、Hモードと高ベータ・ポロイダルプラズマの特性について、電流分布、圧力分布、鋸歯状振動との関連において示す。閉じ込め改善において得られた主要パラメータは、T(0)=38keV、n(0)T(0)~4.410cmsec keV、H係数(=/ )は3であった。Hモードにおいては、B=4.2Tにおいてn(0)T(0)~2.510msec keVを得た。高安全係数の利点が、運転領域とダイバータの研究において得られた。すなわち、高いn実効安全係数は、ダイバータ板への熱流束の低減と、粒子リサイクリングの低減に有効である。
矢木 雅敏; J.P.Wang*; Y.B.Kim*; 安積 正史
Phys. Fluids B, 5(4), p.1179 - 1187, 1993/04
被引用回数:4 パーセンタイル:19.32(Physics, Fluids & Plasmas)磁力線に対し平行方向のイオンの流速、一般化されたスカラーポテンシャル、イオンの圧力、平行方向の熱流速の時間発展を記述する簡約化方程式系を導出した。この方程式系は従来用いられてきたBraginskiiの2流体方程式系を拡張したものであり、バナナ-プラトー衝突領域においても使用できる。これを用いてイオン温度勾配駆動不安定性の解析を行なった。従来のモデルではプラトー領域に入ると不安定性が安定化されてしまったが新しいモデルによると不安定性がプラトー領域でも存在することが見い出された。また新古典粘性効果に関しては、従来用いられてきた表式が不安定性に対しては適切でないことを示し、より厳密な計算から導出された新しい表式に基づいて解析を行なったところ、以前Kimらにより行なわれた結果が正しくないことが見い出された。
二宮 博正; JT-60チーム
Phys. Fluids B, 4(7), p.2070 - 2080, 1992/07
被引用回数:53 パーセンタイル:82.97(Physics, Fluids & Plasmas)改造後のJT-60(JT-60U)は、7月中旬より重水素ガスを用いた中性粒子加熱実験を開始する。JT-60Uの特徴は、1)他の大型トカマクに比較してアスペクト比が大きい。2)熱伝導性の良い複合黒鉛材をダイバータ板に利用してダイバータ板の蒸発による不純物混入を押さえようとしている点である。本講演では、重水素加熱実験におけるこれら閉じ込め特性のアスペクト比依存性、高加熱入力下での不純物特性等について得られた結果について報告するとともに、今後の展望について述べる。
鎌田 裕; 小関 隆久; 安積 正史
Phys. Fluids B, 4(1), p.124 - 135, 1992/01
被引用回数:15 パーセンタイル:52.75(Physics, Fluids & Plasmas)JT-60に於けるペレット入射時のMHD(中心)の挙動について記す。ガスパフ時と比較してsawtooth振動周期が伸長、あるいは安定化される。ペレット入射後に出現するsawtoothクラッシュ時には、q=1面内の熱エネルギーが完全に開放されることは無く、完全な磁気リコネクションに到っていない。中心圧力の増大(または密度のピーク度の上昇)にともなって、sawtoothクラッシュは、抵抗性リコネクティングタイプから、理想型のキンク不安定性タイプへと変化する。一方、m=1の連続振動は、sawtoothクラッシュ時に、イオン反磁性方向(またはCo-方向)にシフトする。
上原 和也
Phys. Fluids B, 3(9), p.2601 - 2608, 1991/09
被引用回数:1 パーセンタイル:11.09(Physics, Fluids & Plasmas)トカマクのrf電流駆動の現象は、従来は準線形理論による描像がなされてきたが、実験値と合わない部分が多かった。そこで、ランダウ減衰の現象が運動量の時間変化も負になることに着目して、ドーソンによって開発された粒子的描像を用いて、新しい電流駆動の理論を定式化した。この理論に従って種々の計算を行うと、従来非常に大きかったスペクトルギャップの実験との差が縮まり、電子温度の上昇と、密度の減少及び周波数の増大でさらに縮まることがわかった。電流駆動効率は、従来の理論では電子温度に依存しなかったが、最適な条件下では電子温度の上昇と共に増大すること及び密度や周波数の変化に敏感であることがわかった。この理論の根本にある考え方は、非常に基本的な電流生成の原理であり、第0近似でトカマクの電流駆動の解釈に寄与するものであろう。
藤村 薫
Phys. Fluids A, 2(7), p.1182 - 1190, 1990/07
被引用回数:0 パーセンタイル:0.05(Mechanics)円管内面に沿って回転する液膜流の安全性を線形理論を用いて調べた。ただし、円管は静止しているものとし、円管内での回転は仮想的な円周方向の外力によって維持されると仮定している。この流れの不安定モードとしては、傾斜平板上を流れ落ちる液膜流に固有の液膜モードと、遠心力不安定モードが得られる。これに対し、管軸方向に新たな外力を付加することにより、軸方向のせん断流が、遠心力不安定モードを安定化することが示された。
藤村 薫
Phys. Fluids, 31(12), p.3563 - 3570, 1988/12
被引用回数:2 パーセンタイル:26.46(Mechanics)高温ガス炉における高温伝熱機器の流体振動は主として、エッジをすぎる流れの不安定振動に起因することはよく知られている。ここでは、この不安定挙動を記述する方程式の係数を精度良く求め、従来の結果と比較検討した。
藤村 薫; 水島 二郎*
Phys. Fluids, 31(9), p.2398 - 2400, 1988/09
被引用回数:3 パーセンタイル:41.8(Mechanics)炉心冷却材停止時には、高温ガス炉の除熱は自然対流によって行われる。グラスホフ数が十分小さい場合、除熱は層流熱伝達によって行われるため極めて悪いが、グラフホス数がある臨界値を越えると、自然対流中にセル状の流れ(撹乱)が重畳されるため、除熱能力は著しく向上する。ここではセル状の構造が現れはじめる程度のグラフホフ数を考え、数値シミュレーションを行った。その結果、撹乱の性質は解析に用いたフーリエモード数に著しく依存することが明らかになった。
堀池 寛; 秋場 真人; 小原 祥裕; 奥村 義和; 田中 茂
Phys.Fluids A, 30(10), p.3268 - 3275, 1987/10
ハイパワー磁気マルチポールイオン源でのアーク放電中のパワーフローの実験を行った。ラインカスプを横切る方向でのパワー束分布を熱電対でできたプローブにて測定し、カスプ部でのプラズマの洩れはイオンラーマ半径の二倍の幅を持っていることを確認した。更にプローブで求めたパワー束の分布の積分値を冷却水温度上昇より求めた熱負荷と比較することによりパワー束の絶対値を決定した。普通の放電条件にてアノード壁のカスプ部には500W/cm以上の熱が集中していることがわかった。また中性の粒子によって伝えられるパワーが、全アーク電力の1/3にもなることが示された。引出し電極への熱負荷より、引出し電極近くのソースプラズマの組成を評価できた。
藤村 薫
Phys.Fluids A, 30(4), p.1216 - 1218, 1987/04
高温伝熱機器の流体振動の発生原因に挙げられる流れの不安定波の挙動を解析する際、Landau定数を求めることが必要となる。Landau定数には2通りの定義があり、両者の相違点についてこれまで大まかな議論しかされていなかった。ここでは平行平板間を流れるポワズイユ流を対称に両者の差異を定量的におさえた。
伊藤 孝雄; 伊藤 早苗*; 徳田 伸二; 津田 孝
Phys.Fluids, 25(9), p.1583 - 1591, 1982/00
被引用回数:13 パーセンタイル:66.06(Mechanics)抄録なし
伊藤 公孝; 井上 早苗*
Phys.Fluids, 23(4), P. 847, 1980/00
シア磁場中有限ベータプラズマ内のドリフト・アルフベン波の研究は近年急速な進歩を見せている。Catto等によって、抵抗性ドリフト・アルフベン波の存在が示された論文が発表されたが、そうして確認された波が安定であることを証明したもの。
小田島 和男; 岩谷 誠宏*; 前野 勝樹; 藤沢 登
Phys.Fluids, 21(5), p.846 - 851, 1978/00
被引用回数:1JFT-2トカマクでの低周波振動を述べる。振動は電子の反磁性ドリフト速度の方向に電搬し、トーラス方向にn=1のモードをもつものである。密度振動はm=2のモードが主なモードであるが、磁場振動のモードは、m=3を示した。この差異はm=2,3,4モードの和で説明できる。また、キンクとティアリングモードに関する、MHD理論に基ずいた理論解析は実験結果と良く一致することがわかった。
下村 安夫; 前田 彦祐; 大塚 英男; 狐崎 晶雄; 永島 孝; 山本 新; 木村 晴行; 永見 正幸; 上田 憲照*; 船橋 昭昌; et al.
Phys.Fluids, 19(10), p.1635 - 1640, 1976/10
被引用回数:30JFT-2aにおいて、ダイバータ付きプラズマの閉じ込めを行なった。次の結論を得た。 1)セパラトリックスに囲まれた安定なプラズマを得ることができた。 2)セパラトリックスに囲まれたプラズマの閉じ込め性質は、通常のトカマクのそれと類似していた。 3)ダイバータ内、および表面プラズマの密度,温度はプラズマ中心の値の10分の1であった。 4)熱および粒子束は軸対称であった。 5)逃送電子をダイバータに良く導くことができた。
竹田 辰興; 下村 安夫; 太田 充; 吉川 允二
Phys.Fluids, 15(12), p.2193 - 2201, 1972/12
被引用回数:20強い縦磁場中の円筒プラズマの磁気流体不安定性の解析に有限要素法が適用された。安定性解析に対する有限要素法の適用性を調べる為、電子計算機によって、不安定性の成長率が計算された。解析解のある場合について求められた数値解は、解析解との間に良い一致を示した。種々の電流分布に対して低mモードの解析例が示された。このような有限要素法による安定性解析は、円筒プラズマのみならず、より複雑な形態のプラズマに対しても有効に適用できるであろうと結論された。
平本 立躬
Phys.Fluids, 13(6), p.1492 - 1498, 1970/00
被引用回数:5抄録なし